サイバラさんの漫画は子育てを面白おかしく描くことをベースに、突然叙情的なセリフやト書きが入る。現実にも、子どもの発想や行動に笑ったり怒ったりする中で、急に涙腺を刺激することがあったり、自分の子ども時代の記憶を重ねたりするので、「子育てってホントそうだよなあ」と共感できて、サイバラさんの感性が好き。となっている。
でもこの巻では、途中に差し込まれる元夫を含めた家族の漫画が全体的に切ない基調にしていると思った。
うちの子どもと息子くんの年齢が離れてきたので、このまま最終巻まで読んじゃうか、子どもの年齢が追いついてくるまで少しお休みするか、ちょっと揺れている。
印象に残ったエピソードは、
「母の教え」ウーパールーパーってオタマジャクシ食べるのね。
「むぎちゃん5整列!」『どこのバカかと思えば必ずウチのバカ』
「夏の知らせ」『夏の/あつい日のつめたくて青いプールは/きみらのもんだし。』
「スレ親」育児慣れにも程がある。
「カンボジア編」過酷な環境でたくましく生きる子どもたち。
「いない朝」お母さんがいない朝の手探り感、わかるなー。でもなんでもちつき場に樽酒置いたの?
「もう一度」うちもそろそろ卒園。きっとさよならの日は同じことを思う。『もっかい子育てしたいなあ。』
「さいごに」おとーさん、いなくなってしまったけど、かえるのぬいぐるみがあとを引き継いだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
726.1 漫画
- 感想投稿日 : 2022年3月15日
- 読了日 : 2022年3月15日
- 本棚登録日 : 2022年3月15日
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