ファシズム入門の章が最も勉強になった。ファシズム=悪と叩き込まれて来たが、ファシズムとナチズムは別物ということがよく分かっていなかったし、そもそもナチズムはナショナルソーシャリズムの略であることさえも知らなかった。社会主義て。
第二次世界大戦はアメリカニズムと共産主義とファシズムが戦ってファシズムが負け、冷戦でアメリカニズムと共産主義が戦って共産主義が負けた、というイデオロギーの戦いだったことが、知っていたものの漸く腑に落ちた気がする。
そして戦前の日本はファシズムではなかったことも良く分かった。ナショナリズムであり、ムッソリーニのイタリアとは全然違うじゃんと思った。
序でに、今までアナキズムが何なのか全然ピンと来ていなかったが、全く勝ち目がなさそうだということは分かった。「いかなる体制も打倒する」「永遠の反体制」って、確かにカッコいいけどね。そりゃ10代の心を掴むわ。
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- 感想投稿日 : 2021年4月21日
- 読了日 : 2021年4月21日
- 本棚登録日 : 2021年4月21日
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