「中国の終わり」のはじまり ~習近平政権、経済崩壊、反日の行方~

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  • 徳間書店 (2012年11月29日発売)
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感想 : 8
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文字も大きく間隔も広く対話形式なので、読みやすかったです。

▼中国と日本の考え方のあまりの違いに、理解しようとか話し合おうとか無理みたい。あちらには譲り合うという気持ちがないのだから、日本ばかりが譲歩する必要もないと思います。正直付き合いきれない相手だと思っています。

▼日本人が中国人と大きく違っているところは感謝の気持ちを持っているところだと石平さん。
石平さんの奥様は日本人だそうですが、奥様のご実家では家族間で普通に「ありがとう」という言葉が交わされることにビックリしたそうです。日本人から見ても素敵なご家族。

▼そういえば、昔見た中国語のテキストには最初の方に「謝謝(ありがとう)」が書かれていたと記憶しているのですが、ということは中国人はあまりこの言葉は使わないってわけなのね・・・。

▼「ありがとう」は人をホッとさせる言葉だと思うので、大切にしたいです。日本語には「おかげさまで」や「お互いさま」など人を思いやれるいい言葉がた〜くさん。誇らしいです。

▼中国人は金が絡むと親子兄弟でも絶対に許さないし、金が絡んだ殺人事件も多い。金のためなら命をかける(P172)って、ドライなんですね。

▼中国は大きすぎて一つの党が管理するのは難しいので、分裂してそれぞれ新しい国を作り、それぞれの国が民主化に向かう。それが中国のためにも世界のためにも幸せなことだと、おふたりは言っています。すごい抵抗されそうですが、世界のためにも幸せなら、そうなってほしい気もします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年8月18日
読了日 : 2013年8月18日
本棚登録日 : 2013年8月10日

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