二人静

著者 :
  • 光文社 (2010年9月17日発売)
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大切な人だから静かに見守っていきたいと思う周吾の控えめで深い想いや、支えてもらっている安心感が伝わってきました。

何度かもどかしく感じる部分もあったけれど、男女のガツガツした生々しい関係ではなく、こうやってお互いにサポートしつつ、温かく包み込むような恋愛っていいな。

親の老後の介護は深刻な問題。できるだけのことはしてあげたいけど、つきっきりのお世話は難しい。働かなくちゃいけないし。無理をして自分たちで抱え込んでしまうと、自分が潰れてしまう。切実な問題。自分たちの親に介護が必要になったとき、都合良く介護施設に入れればいいけど、在宅介護サービスが受けれればいいけど、お金の不安があるのだけれど・・・といろいろな心配してしまう。そして親の老後の心配がなくなれば、今度は自分たちの老後を心配しなくてはならない。どっちにしても頭が痛い問題です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年11月18日
読了日 : 2013年11月18日
本棚登録日 : 2013年11月6日

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