ブルトンが熱賛し、レリスが愛し、フーコーがその謎に魅せられた、
言葉の錬金術師レーモン・ルーセル。
言語遊戯に基づく独自の創作方法が生み出す驚異のイメージ群は、ひとの想像を超える。
-パリ郊外はモンモラシー、天才科学者カントレルの奇想の発明品が並ぶ広大なロクス・ソルス荘へ、いざ-
映画「イノセンス」で暴走したアンドロイド、Type2052 “ハダリ(HADALY)”がロクス・ソルス社製だったことは記憶に新しいと思います。
本著もまた「イノセンス」の世界観に多大な影響を与えており、
天才科学者カントレルのロクス・ソルス荘での出来事やイメージを、「イノセンス」の中のキムの邸宅の様子に色濃く伺うことが出来ます。
本当にあったら、ぜひぜひ、カントレル氏のロクス・ソルス荘を訪れて、驚愕の実験や様々な趣向の数々を見てみたいものです。
なにしろ本著の世界観が物凄い!
読書状況:積読
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カテゴリ:
古典・名作・文豪
- 感想投稿日 : 2019年3月29日
- 本棚登録日 : 2019年3月29日
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