最初にことわっておくと、「女はなぜ土俵にあがれないのかっ!!」と怒っている本ではありません。横綱審議委員でもある著者は、それが相撲界のしきたりなら別に女が土俵にあがれなくてもいいじゃん、ってスタンスの人です。とはいえ、「私はあがりたいのよ」って人が現れたとき(過去に何度かありました)の相撲協会の態度にいまいちすっきりしない思いを抱いていたのも事実。ならば、なぜ、いつから土俵が女人禁制となったのか調べてみよう、ということで自ら大学に入学し研究した結果が本書です。相撲の成り立ちとか土俵の作り方とか知らなかったことを知れた点ではよかったけど、「なぜ土俵にあがれないのか」は結局よくわかりませんでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ニッポンの歴史
- 感想投稿日 : 2007年8月29日
- 読了日 : 2007年8月29日
- 本棚登録日 : 2007年8月29日
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