いつかの直木賞。
「ほかならぬ人へ」と「かけかえのない人へ」の二篇。一時期この著者の作品にはまったことがあったな若い時。感動する訳ではなく何故だかわからないけどその溢れ出す生々しさが癖になった。
久々に読んだ著者の作品。ずっと本棚にあったけどなかなか手に取れなかった。
でも今読んで良かったと思う。何故かは分からない。いつ読んでも「今読んでよかった」というのかもしれない、笑。
人と人ってこうで、単純じゃなくてドラマも感動もなくて、当人ですらよく分からなくってでも心のどこかでは気づいてて。みたいなもんだろう、と思ってる自分に刺さる二篇でした。
運命なんてない。巡り合わせや配分。期待して裏切られながらも人は生きていく。
なんだこのレビュー。
後から読み返したら絶対そう思う、笑。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年11月18日
- 読了日 : 2021年11月18日
- 本棚登録日 : 2011年6月13日
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