イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2021年2月25日発売)
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本棚登録 : 197
感想 : 13
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(大八車等)押し屋、袋物師(袋作り)、棒屋(某作り)、桶(作り)屋、氷(売り)屋、代書屋、屑(集め)屋…
細かく存在してたんだなぁ
書かれた114種の職業は、過去を振り返り未来を考えさせてくれる。

読んでいくと気付くのが、当時はめんどくさいしがらみ(社会的ルール)は少なく、実益が最優先で、
その時代に有益となるサービスを思いついたら仕事となり、定着していったように思われる。
そして、当時若者が7年もかけて修行して職業として成し得ていた事が、高度経済成長によってガラッと状況が変わる事により継続性は20年もなかったように思える。
なんて残酷なんだと思った。

この本では日本が貧しかった時代に必要に応じて発生していった仕事達が書かれているが
個人的に、ではアメリカではどうだったのだろう?と思った。
気付いたら産業革命後になっていて、日本とはまったく違う歴史があると思う。
気になるなぁ。


知っていた仕事は、
エレベーターガール
氷屋
畳屋
ポン菓子屋
靴磨き屋
金魚屋
チンドン屋
駄菓子屋
電話交換手

興味深かったのは、
新聞社伝書鳩係
赤帽
おばけ暦売り
天皇陛下の写真売り
水芸人
バスガール
マネキンガール
文選工


114の職業達はどれも興味深いもので、これらの仕事が生まれた背景や関連事も含めて、本当に勉強になる。

マジで、この本買って良かった!(>_<)
今後、何度も読み返したいと思います(O_O)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年11月16日
読了日 : 2023年11月16日
本棚登録日 : 2023年11月16日

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