空耳の森 (ミステリ・フロンティア)

著者 :
  • 東京創元社 (2012年10月31日発売)
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本棚登録 : 433
感想 : 77
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まだ早い春の日、思い出の山を登るひと組の男女。だが女は途中で足を挫き、つかの間別行動をとった男を突然の吹雪が襲う。そして、山小屋でひとり動けない女に忍び寄る黒い影―山岳を舞台にした緊迫のサスペンス「冷たいホットライン」
孤島に置き去りにされた幼い姉弟の運命を描く「アイランド」
ある不良少女にかけられた強盗の冤罪をはらすため、幼なじみの少年探偵が奔走する「さよならシンデレラ」
居酒屋で男が安楽椅子探偵に遭遇する「晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)」
他に「It’s only love」「悲しみの子」「桜前線」「発音されない文字」「空耳の森」など九編収録。

七河さん、待望の新作はバラエティに富んだ短編集でした。
えらくバラバラでまとまりのない短編集だなぁと思っていたら、なんと!
ん~、前2作を再読していたら、より楽しめたかもしれない・・・。

しかし今回も素晴らしい手腕。短編だからこその、この切れ味。
ああ、これ以上書けませんが、これまで七河作品を読んできた方はぜひ!
読まなきゃ損です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ(日本)
感想投稿日 : 2012年11月23日
読了日 : 2012年11月21日
本棚登録日 : 2012年11月21日

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