私には、「五七五」を愛してやまない叔父がいる。年に数回会う程度だけれど、「この七句の中ではどれがいちばんいいと思う?」なんて訊かれる。私は、五七五どころか、散文すらとっ散らかっているというのに。でも、「定型詩」は好きだ。古代の外つ国の長大なる押韻叙事詩を七五調で見事に日本語に移したものも、凄い、と思っている。叔父と、吟行の話や「季重ねの野暮」などについて、もっといろいろ語り合いたい。そう思って、「入門書」代わりに。俳句を意識するとは、日々のあらゆることに敏である、ということだから。
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- 感想投稿日 : 2009年5月19日
- 読了日 : 2009年5月19日
- 本棚登録日 : 2009年5月19日
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