ノヴァーリス作品集 1 (ちくま文庫 の 8-1)

  • 筑摩書房 (2006年1月1日発売)
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感想 : 2
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文庫初のノヴァーリスコレクション。サイスの弟子たち花粉対話・独白断章と研究 一七九八年フライベルク自然科学研究解題も詳しい。この、ちくま文庫の作品集は、まだよく味わっていないのです(出てすぐに「品切れになっちゃあ困る!」と、取り急ぎ手に入れたものですから……)。ドイツ・ロマン派の詩人にしては珍しく(?)、ノヴァーリスとは筆名で、ラテン語だったんですね、これは面白い!この巻は特に、哲学的・科学的断章とも言うべきものです。澁澤龍彦も愛した、フーコーなども度々言及、……、なるほどなるほど。こういう書き方のもの、苦手だった時代があるのです。でも今は、「苦手だったのではない、私が未熟だっただけだ」という気もします。各々を各々として、各々なりに味わい、読み解けばいいのです、よね?「サイスの弟子たち」を澁澤龍彦が愛した、ということにも納得いきます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2009年6月16日
読了日 : 2009年6月16日
本棚登録日 : 2009年6月16日

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