日本の歴史 19 改版 (中公文庫 S 2-19)

著者 :
  • 中央公論新社 (2006年2月1日発売)
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中公文庫 
小西四郎 
日本の歴史 19 「開国と攘夷」


黒船来航から 王政復古クーデターまでの幕末政治史。15年の短期間に倒幕と開国が起き、日本の姿が大きく変わっていることがわかる。日本が近代化により世界資本主義システムに組み込まれている


倒幕と開国に至る国内再編の流れは、列強の外圧により、志士たちの尊王攘夷が生まれ、倒幕に至るが、外国との戦争により 尊王攘夷も崩壊し、開国したというものであるが


著者が繰り返し伝えているのは、民衆エネルギーの重要性。倒幕と開国の実行者を支えた民衆エネルギーにもスポットをあてている


結びの章は見事だと思う。結びの言葉「歴史は国民のすべてによってつくられる」に納得する一冊だった

























読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年10月8日
読了日 : 2022年10月8日
本棚登録日 : 2022年10月8日

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