中公文庫
小西四郎
日本の歴史 19 「開国と攘夷」
黒船来航から 王政復古クーデターまでの幕末政治史。15年の短期間に倒幕と開国が起き、日本の姿が大きく変わっていることがわかる。日本が近代化により世界資本主義システムに組み込まれている
倒幕と開国に至る国内再編の流れは、列強の外圧により、志士たちの尊王攘夷が生まれ、倒幕に至るが、外国との戦争により 尊王攘夷も崩壊し、開国したというものであるが
著者が繰り返し伝えているのは、民衆エネルギーの重要性。倒幕と開国の実行者を支えた民衆エネルギーにもスポットをあてている
結びの章は見事だと思う。結びの言葉「歴史は国民のすべてによってつくられる」に納得する一冊だった
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月8日
- 読了日 : 2022年10月8日
- 本棚登録日 : 2022年10月8日
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