北村薫 宮部みゆき 編
岡本綺堂 「 半七捕物帳 傑作選 2 」
二転三転するような推理小説というよりは、大衆演劇みたいな感じ。半七捕物帳が秀逸なのは、時代再現性にあると思う。
事件の背景は 怪談、迷信、流行病、敵討、道楽、心中など 時代に即しており
風俗や情景の描写は細かく、その時代の罪の軽重の基準や幕末の不穏な空気なども感じることができる
註や解説も充実し、歴史小説初心者としては読みやすい。実際起きた事件もありそう。武江年表と付き合わせてみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年7月13日
- 読了日 : 2021年7月13日
- 本棚登録日 : 2021年7月8日
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