時々こういう語学の上達法のような本を手に取ってしまう。たいてい目からウロコのような方法はなく、「そうだよね。確かにこれを実行すれば上達するよね」という納得のもので、そしてわかっていながら実行しないという……。
この本もそんな一冊になってしまいそう。著者は、帰国子女とかでなく独学で習得したり、学校の先生をやっているせいか、わりと素直に読めるし無理なくできる方法が書かれている感じ。
ノウハウが大半だけど、終章やところどころで日本人の語学に対する意識や外国語観に釘を刺すような指摘もあり、そうしたところを認識して外国語習得に臨むことも大切だと思った。ほんと、1つの国のなかでいろんな言語がある国だってあるし、言い換えれば一地域の一言語というとらえ方もできるのに、日本人は「外国語」といい、「○カ国語ができる」なんていうんだよね。「○言語できる」というのがこの理にかなった言い方かな。
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- 感想投稿日 : 2020年3月20日
- 読了日 : 2020年3月19日
- 本棚登録日 : 2020年3月19日
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