中島哲也監督が、好き。この映画はとても自分を投影してしまうのでよくフィットするんだと思う。自分だけの空想の世界にいるから、友達なんて別に必要ない、そのことへの痛みも痛みでなくなっている深田恭子。
片やその彼女にうざい位つきまとう感情一杯の土屋アンナ。は、まるで彼女の影・シャドウみたい。二人の主人公の話というより、ひとりの人間の心の中の力動を見ているような感覚で見てしまいます。
最後土屋アンナの「こいつはなぁ、ずっと一人で立ってんだよ」が本当にクル。空想のポジティヴな側面や、その背景の深い精神性、才能として開花した時のパワー。を肯定するカタチが自分は好き。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2011年1月26日
- 読了日 : 2010年9月11日
- 本棚登録日 : 2010年9月11日
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