蒼林堂古書店を舞台にちょっとした「日常の謎」を常連さんが語っていく短編、緩やかな連作で最後まで繋がる。
短編ごとに関連した古今東西のミステリーの書評が2ページずつついてる。
しかし、なんかの雑誌での連載をまとめたんだろうが、短編それぞれの始まりに毎回毎回、主人公や登場人物の説明などの設定を繰り返し入れてくるため、うっとおしい。単行本化するならその辺の編集をしっかりやってほしい。
書評自体はテーマごとにまとまっててよいと思うのだが、かろうじて合わせ技一本という感じか。小説として買ったら面白さは少ない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年7月21日
- 読了日 : 2016年7月21日
- 本棚登録日 : 2016年7月21日
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