問題児の息子に手を焼くシングルマザー。子どもはババドックという怪物がいると信じて怖がる。やがて親子の周りに奇怪なことが起こり始め。。。
これはババドックの設定が見事。絵や影の怖さもさることながら、直接襲うのではなく母親に取り憑いて子どもを殺させるというのだからほんと怖い。
この設定が、ADHDっぽい子どもとその子に疲れているシングルマザーという親子と絡まってくる。親子二人の熱演がすごい。ババドックが母親の深層心理が生んだものという設定でも納得できるようにつくってあるところが心憎い。
ラストは要するに親子はババドック的な衝動性を飼い慣らすことに成功しつつあるということなのでしょう。
子育てに疲れたお母さんにはある種の癒やしとしてこの映画が機能するかもしれない(お勧めはしませんが)。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画(ホラー)
- 感想投稿日 : 2015年12月24日
- 読了日 : 2015年12月24日
- 本棚登録日 : 2015年12月22日
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