「六人の嘘つきな大学生」が良かったため、遅ればせながら拝読。やっぱり浅倉さんの作品は面白い。
なにかのミステリー作品でも書いた記憶があるが、ミステリーの感想はどのような切り口で書いたら迷うが、「偽装殺人による逃亡劇」、「現代問題になりつつあるSNS炎上」、「複雑な家族関係」など、様々な要素が絡み合いつつ、読者をきれいに裏切るミスリードで完成度を更に高める。
あまり再読することはしない質ではあるが、改めて最初から読み直すと、より高い評価をつけるはず。おそらく作品を完成するまでに何度も手を入れて、読者に違和感を抱かせないような浅倉さんの努力の跡が散見されるだろう。
2024年にも長編の新作や短編集を出されるようなので、期待して待つ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月10日
- 読了日 : 2024年1月10日
- 本棚登録日 : 2024年1月10日
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