名札型のウェアラブルセンサをつけて行われた実験で、ハピネスレベルと身体活動の総量が強い相関を示していた。
コールセンターでのデータでは、休憩所での会話の「活発度」と電話での受注率が相関を示していた。
コールセンターで休憩時間の活発度を向上させることで、受注率を上昇させることができた。
そこで、身体活動と生産性に因果関係がある、と判断した。
また、身体活動の活発度は人から人へ伝播する(これは実験で証明されている)。
前述したように、身体活動の活発度とハピネスは相関する。
つまり、ハピネスも人から人へ伝播する。
①社員の身体活動の連鎖による活発度上昇→②社員のハピネス・社員満足の向上→③高い生産性・高い収益率、という因果関係が成り立つ。
→→→
本当か???因果関係と相関関係がごちゃまぜになっている。「ハピネスも人から人へ伝播する」は論理が飛躍している。
結構うさんくさい。
参考になる点は、それでもある。
1.1/Tの法則
最後にある人にあってからの時間をTとすると、再会の確率は1/Tに比例する。(長期間会わないと、さらにどんどん会わなくなる)
メールの返信までの時間をTとすると、返信確率は1/Tに比例する。(返信しないでいると、返信する確率はどんどん低くなる)
つまり、「続ければ続けるほど、止められなくなる」。
2.運の理論化
運とは、自分が直接ある人たちの顔の広さ、つまり「知り合いの知り合い」が何人いるかによって決まる。
2ステップ以内の「到達度」は、自分が有益な情報や能力との出会い(運との出会い)やすさの指標となる。
- 感想投稿日 : 2022年2月22日
- 読了日 : 2022年2月22日
- 本棚登録日 : 2022年2月22日
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