「お金の流れ」はこう変わった! 松本大のお金の新法則

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2012年11月30日発売)
3.59
  • (4)
  • (17)
  • (16)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 113
感想 : 13
5

マネックス証券の松本社長の著書です。
マネックス証券でたまったポイントで入手しました。
歴史的なGDPシェアからみるこれからのGDPシェアの話は、納得感がありました。投資手法の紹介もあり、参考にしたいと思います。

1、もともと歴史的にGDPの分布は、人口に比例してシェアが決まっていたが、産業革命以降、現在の先進国に「富」が偏った状態になっているとのこと。今後は、人口をベースにしたGDPシェアに回帰していくことになる。それは、インターネットの普及により、情報の格差がなくなっていくためとあり、これは実感を伴ってそう感じます。

2、この本は、アベノミクスの一つの政策である金融緩和による「デフレ・円高」→「インフレ・円安」に誘導することが日本経済の復活への道と述べています。2012年11月29日発行のため、現在の円安・株高の状況を予見しています。

3、日本の個人投資家は、世界一の投資センスがあると述べています。バブルのピークで日本の個人は、売り越しており、それを機関投資家が買っていたと紹介しています。世界の歴史的なバブルの事例では、バブルのピークでは個人が買い越しているそうです。

4、「情報」には、インフォメーションとインテリジェンスがあり、価値があるのはインテリジェンスであり、これは、膨大なインフォメーション必要とのこと。「みんなが知っていること」を知ることが大事だと感じます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年2月17日
読了日 : 2013年2月14日
本棚登録日 : 2013年2月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする