鎌田實さんがテレビに出た際に紹介されていて、気になったので読んでみました。
誰よりも平和を愛し、広大に広がる外の世界を夢見ていた少年アハメド君が敵国の兵士の銃弾で死んでしまう。
2発目がなければ死ななかったかもしれない。その2発目は故意だったのではないか。読んでいて辛かったです。
脳死と判定されたアハメドくんの父に臓器移植を提案する医者、その提案をうけ臓器移植することを決断した父、臓器の提供を受けた女の子。
それぞれの思いが子供向けの言葉で書かれていて、簡単な言葉だからこそ深く刺さってくるような気がします。
様々な人種、宗教がありそれぞれが争う社会に生まれ、平和を願う子供が沢山いる。もっと外国のことに目を向けなければと考えさせられました。
とても明るく鮮やかなイラストなので子供にもぜひ読んでもらいたい1冊です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2013年8月26日
- 読了日 : 2013年8月18日
- 本棚登録日 : 2013年8月18日
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