悪夢の行方: 「読楽」ミステリーアンソロジー (徳間文庫 と 16-16)

  • 徳間書店 (2016年1月7日発売)
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本棚登録 : 24
感想 : 5
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伊岡瞬「ふたつのシュークリーム」は、落ちが早々に読める上に、老婆のやっていることが流石に腑に落ちないし、シュークリームもちょっと無理がある。というか、なぜシュークリーム?黒崎視音「逢魔ヶ時」は、正直でっていう…ミステリというより猫との冒険を楽しむ話。梓崎優「嘘つき鼠」は、情勢への理解が足りないせいか、気づいたら終わった。高嶋哲夫「連鎖」は一番ミステリっぽかったし、祖母の話もいい塩梅に描かれた良作。西村健「出戻り」は、正直男がクズということくらいか。そして結局どうして藤牧かま戻ってきたのかはわからないままだった…。
連鎖以外は正直イマイチ。しかも、前半3作は猫がキーワードになっているのだが、どうして全編そうしなかったのか?とにかくいろいろ中途半端。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2017年10月29日
読了日 : 2017年10月29日
本棚登録日 : 2017年10月29日

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