読みやすく興味深い。考えさせられる。
今まさに消滅せんとする言語を使うパプアニューギニアの小さな村で過ごした記録。30年分。とても生々しい。
それは言語のみならず、世界の富の分配にも言及する。
不平等な生活。
白い肌への切実な憧憬と純真なモノとカネの嘆願。
過去に押し付けられた労働と宗教、屈辱的な人種階級は彼らの文化を飲みこんだ。彼らはひたむきに考える。……死ねば肌の色は白くなり、白い肌の人が住む大きく便利な家に住むことができる。
千年王国信仰やカーゴ信仰。
言葉が消滅するとき何が消えるのか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月15日
- 読了日 : 2020年10月15日
- 本棚登録日 : 2020年10月15日
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