最期の言葉の村へ:消滅危機言語タヤップを話す人々との30年

  • 原書房 (2020年1月21日発売)
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感想 : 15
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読みやすく興味深い。考えさせられる。

今まさに消滅せんとする言語を使うパプアニューギニアの小さな村で過ごした記録。30年分。とても生々しい。
それは言語のみならず、世界の富の分配にも言及する。
不平等な生活。
白い肌への切実な憧憬と純真なモノとカネの嘆願。
過去に押し付けられた労働と宗教、屈辱的な人種階級は彼らの文化を飲みこんだ。彼らはひたむきに考える。……死ねば肌の色は白くなり、白い肌の人が住む大きく便利な家に住むことができる。
千年王国信仰やカーゴ信仰。

言葉が消滅するとき何が消えるのか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月15日
読了日 : 2020年10月15日
本棚登録日 : 2020年10月15日

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