この小説の表向きの主人公は男性ながら、真の主人公は、たった一人で腐った大蔵省や銀行と戦う女性だった。
いかに日本の金融機関内部の人間が腐っているか、日本人の思考が画一的で信念がないか、ズバズバ切り込んでいく姿が見もの。
女性ならではの繊細さとしなやかさ、そして男性にはない強さが描かれていて、とても格好良かった。
読書状況:読み終わった
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Mystery*
- 感想投稿日 : 2019年10月4日
- 読了日 : 2019年10月3日
- 本棚登録日 : 2019年9月28日
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