猫を抱いて象と泳ぐ

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年1月9日発売)
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本棚登録 : 4269
感想 : 782
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何かが欠落している『小川ワールド』は残しつつ、今回の作品は、チェス差しの主人公が華麗なる棋譜を追求し、静かな美しい時間が流れていく。

特に後半の手紙のやりとりには、鳥肌モノですね。
最後のロープウェイの場面は、看護婦に抱かれてすれ違うミイラの想いのところもたまらなくいい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小川 洋子
感想投稿日 : 2011年10月13日
読了日 : 2011年10月12日
本棚登録日 : 2011年10月13日

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