陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-15)

著者 :
  • 文藝春秋 (2006年3月10日発売)
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5

陰陽師シリーズの短編集。
良い意味で、いかにも安定の陰陽師シリーズ、と言った感。

二百六十二匹の黄金虫で露子姫が黒丸を伴って登場し、「とても不思議なぶんぶんがいるのです、清明様」嬉しくなります✨

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・二百六十二匹の黄金虫
秋、露子姫、黒丸、遍照寺の明徳、寛朝僧正
般若経から逃げ出した文字たち

・鬼小槌
冬、平実盛、藤原中将、蘆屋道満、鬼
猿叫の病

・棗坊主
春の終わり、祥寿院の恵雲、北斗星と南斗星

・東国より上る人、鬼にあうこと
春の終わり梅雨の前、平重清、鞍櫃に住む大鼠

・覚
蛍の季節、源信好、藤原恒親、紀道孝、橘秀時
さとり
・針魔童子
秋、播磨の性空聖人、毘沙門天の眷属の善膩師童子
逃げ出した針

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本人作家
感想投稿日 : 2020年4月11日
読了日 : 2020年4月11日
本棚登録日 : 2020年4月11日

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