元<羅針盤>の瑠美は、全国高等学校総合文化祭演劇部門を見に来ていた。五年前に卒業した母校の演劇部が出場し、その脚本を瑠美が手掛けていたからだ。かつての友人であるバタや蘭を誘い、演劇部の学生たちに挨拶にいくが、どうも空気が妙だった。そして、出場前日に顧問や生徒たちが次々と体調不良を訴え、本番は代役ばかりでこなすことになる。主役だった少女も、やがて追い詰められ……。
前作にあたる「少女たちの羅針盤」は読んでいないけれど、映画を見て、雰囲気も謎も少女たちの姿も非常に好みだったので、手に取ったのだけど、うーん。ちょっとキャラクターとして好きになれない人が多すぎてつらかったなあ。あと、頻繁に視点が変わるわりに書分けがあるわけじゃないので、混乱も。
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- 感想投稿日 : 2014年10月15日
- 読了日 : 2014年10月15日
- 本棚登録日 : 2014年10月15日
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