大阪都構想など地方分権を目指す動きの事例集で、地方自治の入門書としては手頃。自治体の位置付けや地方行政の仕組みが丁寧に解説されていて勉強になる。
「構想は華やかだが実現可能性とその効果には疑問」というのが筆者の主張のようだが、その批判は少し「できない・意味ない」と駄々をこねているようで、「もっとこうしよう」という建設的な批判がないのが物足りなかった。新書だから丁寧に論証する紙面が避けなかっただけなのかな。
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- 感想投稿日 : 2019年3月18日
- 読了日 : 2019年3月31日
- 本棚登録日 : 2013年12月21日
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