忙中謝客内田百けん集成〈19〉

著者 :
  • 筑摩書房 (2004年4月1日発売)
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本棚登録 : 63
感想 : 5
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久しぶりの百間先生。
主に戦前戦後の「東京」を堪能。このタイムスリップ感が醍醐味の一つです。
そして内田百間という人間性。
偏屈で面倒くさい御仁なんだけど、憎めない。失礼だけどちょっとかわいらしい。
2.26事件のドキュメント風な随筆も、読んでいて歴史上の出来事というより、最近のゴシップのように感じられてしまう。
「時代」と「場所」が、普遍的に無理なく手近に引き寄せられるのは、百間の飾らない、何となく親近感を持たされるキャラクターゆえだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年2月2日
読了日 : 2012年2月2日
本棚登録日 : 2012年2月2日

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