50代からの選択 ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか (集英社文庫)

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  • 集英社 (2008年2月20日発売)
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1,企業家が経営者として花開くのは35歳前後。
 入社して10年、35歳になれば会社で学ぶべき物は殆ど覚えてしまえる。最初の10年間で何処までいけるかが勝負。エンジニアの場合は、最初の5年間。5年で日本一、7年で世界一になれ。
2,入社して10年間 ひと花咲かせられるだけの能力とアイデイアを持たない社員が、その後花開く可能性は極めて低い。
3,日本では年齢と投票率が連動する。25歳は25% 65歳は65%  年寄りがマジョリテイを取ってしまう。
4,50代で転職するなら、2ランク下の会社がいい。大会社でのノウハウや人脈が生きてくる。地方企業に転職すると、都会では当たり前のスキルが役に立つ。利権の障害商売が多い。それでいて経済規模は大きい。
5,定年退職時にやりたいことを10以上作っておく。
  50代で始めないといけない事が多い。 半分はインドア 1つは音楽がベター。ぼけ防止に最適
6,遊びの計画は1年のスケジュールの最優先。
7,引退後の海外移住は 世界標準
   イギリス人はポルトガル,アメリカ人はフロリダ,ドイツ・スエーデン人はイタリア。イタリア人はスペイン。
8,1955年以前生まれの人は、年金に恵まれた極めて幸運な世代。50代は、会社に感謝をして恩返しをする世代。個人商店が500万円貰うなんて一流の世界。
   侍は大名に足を向けるべきではない。得意分野に領域を絞り、貢献
 人事・経理・財務・購買が狙い目。不備な点が多い。
9,50を過ぎてから退職金をつぎ込んで事業を始めるのは暴挙。飼いならされている人間が成功する確率は1000に3つ。
■実は50歳前後の人に必要な棚卸しはもう一つある。
 □それは、死ぬまでの30年を充実させるための   人生全体の棚卸しだ。
■サラリーマン生活の棚卸しを50歳前後でしておく、   ということは実は非常に大切である。
 □今の時代、会社がつぶれる不安は常にある。
■それなりのものをもらっていながら、   枯れ木のようになってしまう50代は実に多い。
 □枯れ木ではなくて野の花になれ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライフプラン
感想投稿日 : 2015年4月18日
読了日 : 2015年4月11日
本棚登録日 : 2015年4月11日

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