跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること

著者 :
  • イースト・プレス (2014年9月5日発売)
4.10
  • (125)
  • (130)
  • (67)
  • (11)
  • (1)
本棚登録 : 1290
感想 : 159
5

重度の自閉症の著者の徒然の思いが描かれているエッセイ。普通の会話ができない=何も理解できていない、考えていないということではないということがよくわかります。
文章だけ読んでいるとホントに自閉症なの?と思うくらいなのですが、間に挟まれるインタビューの様子で、ああ本当に重度の自閉症の人なんだなあと・・・。
それにしても彼の紡ぎ出される言葉の美しさ、繊細さは素晴らしいです。描かれるの思いは障害をもたない私たちにも響いて、共感できる言葉がたくさんあり、手元に置いておきたい一冊となりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2015年6月28日
読了日 : 2015年6月28日
本棚登録日 : 2015年6月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする