重度の自閉症の著者の徒然の思いが描かれているエッセイ。普通の会話ができない=何も理解できていない、考えていないということではないということがよくわかります。
文章だけ読んでいるとホントに自閉症なの?と思うくらいなのですが、間に挟まれるインタビューの様子で、ああ本当に重度の自閉症の人なんだなあと・・・。
それにしても彼の紡ぎ出される言葉の美しさ、繊細さは素晴らしいです。描かれるの思いは障害をもたない私たちにも響いて、共感できる言葉がたくさんあり、手元に置いておきたい一冊となりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2015年6月28日
- 読了日 : 2015年6月28日
- 本棚登録日 : 2015年6月28日
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