なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門

  • CCCメディアハウス (2011年12月1日発売)
3.62
  • (32)
  • (84)
  • (76)
  • (15)
  • (2)
本棚登録 : 686
感想 : 101
3

岡田斗司夫さんが好きな人はいいと思う。コンテンツはフリーで流通させ、マネタイズは別の手法(ライブグッズのように)で行うのが理想という点は納得。余談だが、どうして音楽業界では無料公開のMVで曲を聴かせつつストリーミング等で購入可能にするというモデルが浸透しつつあるのに、漫画や小説で同じことをすると未だに目立つのかなーと思った。あと、消費税や所得税のことを考慮してリアルマネーよりポイントシステムを使いたがるということは大きな気づきだった。絵や本の権利を守るために生まれた著作権が、300年たった今無限にコピーできるデジタルコンテンツまで擬似的に一つ一つの物として扱おうとして機能不全を起こしかけているというのは本当にそうだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2020年7月14日
読了日 : 2020年7月14日
本棚登録日 : 2020年7月14日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする