「本の雑誌」8月号の特集、「落語本で笑おう」を見て購入。
生い立ちや両親のことなどから説き起こしている。小さん師匠が稽古をつけないとか、へ~と思う処が多かった。
志ん朝が表面的な口調の巧さではなく、噺の中の人物の心で進めて行くと評しているのに感心する。談志に対する評価も、まあ、そうだよなと思う。
圓生に習いに行っていたけど、だんだん離れたということは初めて知った。
蒟蒻問答は、圓生からベースを習ったが、正蔵はほんとうはこうやるんだと仕草を教えてくれる。小さんはまた、別のことを言う。末廣亭でこの噺をかけていたら、楽屋で三師匠が黙ーって腕組んで聞いている。師匠の「まくら」にもあった話だけど、なんとも贅沢で大変困ったエピソード。
バイクやスキー、クラシック音楽の話も出てきた。
飄々としているけど、芸に対する気持ちなど知ることが出来て、この本読んで良かった。
師匠の「小言念仏」のCD探そうかな。あと、映画「バベットの晩餐会」も見てみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月15日
- 読了日 : 2020年8月15日
- 本棚登録日 : 2020年8月15日
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