102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方

  • 文藝春秋 (2023年1月10日発売)
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感想 : 73
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この年代の方がほんとに教養も行き方も1本、芯のある生き方を、毎日を丁寧に積み重ねることでされていますね。

哲代さんの
私らしくいるための五箇条
1、自分を丸ごと好きになる
2、自分のテンポを守る
3、ひとり時間も大事
4、口癖は「上等、上等」
5、何げないことをいとおしむ

学校の教員としての仕事も、炊事も、田畑の仕事も一生懸命もちろん、子どもが授からないということで悩みもあったようですが。
「思い、悩む暇を作らんようにして、その日その日は忙しく働くことばかりを考えていた。」
自分が生きる場所がちゃんとあったから家でも頑張れた。
同じ女性として、仕事をしておくというのは心身ともに自分にとって充実するならば大事だなと思いました。
シンプルだけれども、とても大事にしたい心構えだなと思いました。
「仕事があると言う事は自分の存在意義。」
義理の両親を看取り教員を退職して、肩の荷がおりた。
「しんどい時があったからこそ、肩が軽うなった今の暮らしが喜びに満ちてるんかもしれんなあ。自分で自分を褒めてやらんといけんです。」
「エンジンをかけるための充電」
どうかこれからも哲代さんらしく、笑顔で過ごしてほしいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年4月26日
読了日 : 2023年4月26日
本棚登録日 : 2023年3月6日

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