「よわいからって、つよくないわけじゃない。だれでも、心の中に、うさぎがいる」
心温まるちいさな4つのお話と3つの詩。
新聞で紹介されていたので読んでみました。
自分の気持ちをうまく言葉にできない、りこ。
うさぎのおかあさんのようにと勇気と出すなな。
認知症になったおじいちゃんと亡きおばあちゃんとのダンスの思い出を察するあずみ
大好きなピアノの先生に過ちをおかしてしまった、たくと。
葛藤を抱えた4人の子どもたちが、動き出す―。
思いを理解し、共感してくれるそっと見守ってくれている人がいることに子どもはもちろん、大人も子供の頃を思い出し、自分のこと、せまくなっていた視野や考え方をほぐしてくれるそんな作品でした。
久しぶりに村中李衣さんの文章にふれました。
そして、やわらかで生き生きとした美しいうさぎ画家・しらとあきこさんのイラストに癒され、そっと自分にエールを贈りたくなるやさしい絵本です。
詩「ノック」もいいですが「てのひらのさがしもの」が私は好きです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2024年4月20日
- 読了日 : 2024年4月19日
- 本棚登録日 : 2024年4月16日
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