サラミス

著者 :
  • 早川書房 (2005年1月1日発売)
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紀元前480年、サラミスの海戦。ペルシャ軍の侵攻を、サラミスで迎え撃つギリシャの海軍。国王のもとに統一されているペルシャに対して、ギリシャはいくつもの小国の艦隊が集まっている。正確にはペルシャも一枚岩ではないし、ギリシャも小国なのか、地域なのかよくわからないけど。ギリシャ側では、艦隊の指揮官たちの合議によって、戦略が決定される。当然、自分の国に有利になるように考える指揮官もいる。最善の戦略は何かだけでなく、皆の同意を得るにはどうするか、あらゆる情報や手段を駆使して、サラミスで海戦を行うように画策するアテナイの指揮官。予備知識があれば、もっと良かったのだろうし、最初にある略地図がもう少しわかりやすければ良かったのだけど、それでも、面白かった。

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感想投稿日 : 2022年5月3日
読了日 : 2022年5月3日
本棚登録日 : 2022年5月3日

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