死者に擬似魂を与えることで蘇らせた存在、屍者を労働力や兵士として利用している世界。シャーロック・ホームズに出会う前のジョン・ワトソンが主人公で、屍者をめぐる陰謀に巻き込まれ、アフガニスタン、日本、アメリカ合衆国と世界一周することになる。途中、魂や不死についての考察がえんえんと続く部分が読みづらかった。当時の有名人や小説の人物も登場する。伊藤計劃のプロローグに円城塔が物語を書いたということだが、プロローグだけで世界設定が十分だったということを、読み終わってからあらためて感じた。
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- 感想投稿日 : 2023年7月19日
- 読了日 : 2023年7月19日
- 本棚登録日 : 2023年7月19日
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