太宰治の著書を初めて読みました。
太宰治やばいですわ。文学って、中身を人と話したくなる。でもネタバレは死んでもできない笑。直治や主人公、そして母親の思いは、きっと一度読んだだけでは分からない。何度も読み、考え、自分の中に落とし込む作業が必要になる。だから、ビジネス本だけじゃなく、小説、文学も読めよと言われた意味がわかった。
この本より発せられる、読者への倫理や価値観の問いが、ひしひし伝わってくる。それについて深く考えなければならない。なるほど、文学とは良く言うなと、思った。
読んで良かった。そんな、戦争に負けた直後の日本人が書いた小説。現在生きている人なんかより、よっぽど生死が身近にある。想いがある。なぜ俺は今まで読んでこなかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・文学
- 感想投稿日 : 2020年11月17日
- 読了日 : 2020年6月1日
- 本棚登録日 : 2020年11月16日
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