『駒』対『駒』
今作の主人公は島村
シリーズ1作目から
周りがよく見え、立ち回りが大人
上にも下にも慕われる大ベテランという好印象だったが
指揮官としての振る舞いもあっぱれだった
事件は首謀者死亡、実際に事件を起こす『駒』だけが残るという
駒の人間たちには何とも可哀想な事件
ドローンでの挑発、立て篭もり、銀行強盗
『銀行強盗です』の連絡にはつい笑ってしまった
やると思ったと
先が読めた訳ではなく、何かまだ起きるというわくわくした気持ちだったと思う
島村側の『駒』、下倉という巡査長もすごく面白い
アスリートとして、府警の看板のような扱いを不服に感じているが、それに対する反発心ではなくただ自分が全うしたい事に忠実に意見する姿がかっこいい
やはり生きた指揮官がいる方が強い
有能な『駒』が集まった方が強い
そんな試合だった
気になる事が多い終わり方だったが
興味が無い訳ではなく、どっちだっていい
島村の日を跨いだ瞬間からの引き際の良さを見習いたい
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月17日
- 読了日 : 2022年5月17日
- 本棚登録日 : 2022年4月27日
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