SRO (2) (中公文庫 と 26-10)

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年1月22日発売)
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生きている意味がない?死にたい?
では、望み通りの死を与えよう。
苦しまずに、楽に眠るように。
寂しさはない、神の使者と供にいけるのだから。
「死の天使」があなたの望みを叶えます。

病院にまつわる噂が、噂でなかったら?
医療ミス?患者の寿命?はたまた・・・

病院で発生している、誰も疑問に思わない死。
不当な退職を迫られた看護師からの、投書でその死の違和感を見つける
SROの面々が捜査に乗り出す、果たしてこれは事件なのか・・・?

前回から数日後が舞台であり、まだ謹慎処分すら解けていない段階で
どの様に捜査し、事件性を発見するのかが面白い反面前回までの
エンターテイメント性には少し欠けるモノになっている様子。

それでも、日本にこんな事件ないだろう?!って
言い切れないような怖さがある一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年7月24日
読了日 : 2012年7月23日
本棚登録日 : 2012年6月29日

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