「サル化」する人間社会 (知のトレッキング叢書)

著者 :
  • 集英社インターナショナル (2014年7月25日発売)
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本棚登録 : 435
感想 : 43
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ゴリラの生態を研究している研究者の方から見た人間社会。

生物って、いかに自分の遺伝子を残すか(生殖活動)と、いかに食料を確保するか、と言うところにすべてつながっていくのかなぁ、と改めて思った。

そして、タイタスとの26年ぶりの再会の話は目がウルウル。

母性社会(サル)なのか父性社会(ゴリラ、チンパンジー)なのか、家族の作り方のあり方も、進化の中で変わっていくとのこと。そして人間は、家族のほかに社会的集団も持つ。

瞳によるコミニケーションで、人は白目があるけれども、白目があると視線が分かるので行動が読める。コミニケーションには有効だけれども捕食者に対峙するときにはデメリットなので、類人猿にはない、と言うのも面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2020年6月21日
読了日 : 2020年6月21日
本棚登録日 : 2020年6月21日

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