元?アメリカ軍の本物のスナイパーが作者。
9.11事件の頃から俺はこれからはスナイパーの時代が来るのではないかと思っていた。それが、本当にそうなのかどうかは現在も分からないが、少なくとも、対テロ戦においては、どうやら重要な任務であることは間違いないようだ。
世界最強のスナイパーは『ゴルゴ13』だとしても、この物語に登場する主人公はその次くらいにはなるだろう。たとえ、ゴルゴの愛するM16A1およびM16A2が、アサルトライフル(突撃銃)であったことを知った後もだ。
現在、大口径スナイパーライフルの射程距離はおよそ2kmにおよぶ。50ブローニングという弾丸を使用する。この弾丸は薬莢を含めると長さ約14cmと長く大きい。こんな弾丸をくらえば人の頭くらいは軽くあとかたもなく吹っ飛ぶ。
そんな銃器を扱うスナイパーの物語なのだが、なかなか面白い。
万人に勧めることはできないが、アメリカの対テロ戦に対するスタンスを客観視するにはあるいは持ってこいなのかもしれない。政治、経済、宗教と、いろいろな側面からの見方もできるのではないだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年10月21日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年10月12日
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