前作に比べますと、些か著者の思想が出ている気は致しますが、しかし、まだ控え目だと思います。
とにかく私は、歴史を語る上での善悪論とか、あるいは左右両翼(それも特に極端な派閥)の見解というのは苦手で、なるべく事実を語る(その事実の記述にも、取捨選択というのはもちろんつきまとうでしょうけれども)スタンスというのが好きなんですね。
けれども今度はそうなると、読み物としては、教科書と大差なくなってつまらないということになりかねないので、著者の力量が問われるわけです。
この点、読み物としても面白いので、ぜひともおすすめできるわけです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2018年10月28日
- 読了日 : 2018年10月28日
- 本棚登録日 : 2018年10月28日
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