信長島の惨劇 (ハヤカワ文庫 JA ジ 13-1 ハヤカワ時代ミステリ文庫)

著者 :
  • 早川書房 (2020年12月10日発売)
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本棚登録 : 215
感想 : 29
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本能寺の変にて死んだはずの織田信長を名乗る書状が、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、そして徳川家康の元に届く。三河湾の小島に一人で来るようにと。
信長の死に対して何らかの負い目のある彼らは不審に思いながらも招待に従う。
そして、京で流行りだした童歌の歌詞の見立て通りに島では殺人が起きる。
アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」へのオマージュ作品と銘打った時代本格ミステリー。6年ぶりに発売されたこの時代小説がすごい2022年版で4位にランクイン。
4人の武将の特徴が手く書き分けられストーリーに没入する。
本能寺の変に対して、驚愕の真相が待ち受ける結末。んな訳あるかい。さもありなん。フィクションならではの面白さ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリJP
感想投稿日 : 2021年12月26日
読了日 : 2021年12月26日
本棚登録日 : 2021年12月26日

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