ミステリと言う勿れ(2) (フラワーコミックスα)

著者 :
  • 小学館 (2018年5月10日発売)
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感想 : 45
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整くん節が炸裂。

このお喋りさ、止められない、止まらないお喋りを、心穏かに前向きに受け止められる人になれたら、人生豊かになりそうな気がする。

整君の喋る内容は、含蓄があって新しい視点をくれたりするけれど、受け手が言葉を受け入れる体制じゃないと、なかなか心の奥底に届かないだろうなと思ってしまった。
2巻ヲ読んでみて、整君は相手を思ってとか、相手がよくなって欲しいからとかではなく、好奇心とか言わないと気持ち悪いからという自分本位の理由で口を出しているのだななんて思った。

過去に何があったのかは、まだ明かされていないからわからないけれど、その何か故に口を挟まないでいられないのだろうか。
誰も好きにならない、好きになってもらいたくない。全ての人と、一定の距離をもって接したい。ホントに、全ての人と一定の距離を保つ。フラットな関係でいたいのかな。

整君が、刑事の男の人に家族との時間を奪ってゴメンナサイする話があるけれど、このエピソードって面白いなと。
人に手を差し伸べる職業を選ぶ人の、その家族の覚悟というか、生き様が職業とリンクしていて、それをわかっては側にいる配偶者もいるということを理解していない感じが、みのまわりの人を、フラットに見ている、一つのルールに沿って見ているという印象に繋がった。

ガロ君との出会いが、整君の世界をどう変えていくのか楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月21日
読了日 : 2023年8月21日
本棚登録日 : 2023年8月21日

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