陰陽師 酔月ノ巻

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年10月31日発売)
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感想 : 71
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今回読み終わって最初に思ったこと。
道満が普通に人助けをしているぞ、ということ。穿った見方をしていたのかもだけど、道満ってもっと欲深でにやにやと笑って人を貶める的な存在だと思っていたんですよ。それが今回は酒は要求してるけど、割りと普通に助けてくれるなー、と。パラパラと読み返せば酒以外にもちゃっかりやってたりもらったりしてるけどね。そして何気に晴明と仲良いじゃんとか思いました(笑)
そして、関係ないけど今回残念だったのは、晴明と博雅の「ゆこう」「ゆこう」が少なかったこと。他の人のが居ることが多かったからだけど、晴明が「ゆきましょう」みたいな返しだったのが他人行儀すぎるよ晴明!とか思いました。
でも博雅のデレに照れる晴明もいてニヤリとしました(笑)

今回酔月ノ巻ということで、酒関係、月関係のお話しが多かったです。酒関係ということで道満もよく出てきたのかな。
何はともあれ面白いです。人からものに変化するのときの書き方!まるで見ているかのようにまざまざと思い浮かびます。陰陽師を書きはじめて25年とのこと。まだまだ書かなければいけない話はあるとのことなので次回作も楽しみに待ちたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年1月17日
読了日 : 2015年1月17日
本棚登録日 : 2015年1月17日

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