- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063951165
感想・レビュー・書評
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○噂にたがわずとてつもなく面白かった
○むずむずしながら読んだ
○子供には読ませたくない
○押見の本は、完結してから読みたい
○これを週刊で追いかけていくのは、難しいとおもった
○ひととおり、押見作品を読みたいとおもった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よく分からないラストでした。
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4.4
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昨日1巻から10巻まで読み進め、今日全巻読了です。
みんな、ふつうにんげんに終わって、良かったんじゃないでしょうか。
それ以上は、何とも言えませんね。
もう一周すれば、また視点が変わると思います。かと言って、今まで書いたレビューもどう処理したらいいのか?いや、残しはしますがね。
とにかく、あのラストはね、もう、そうならそうと早く言えよ!って言いたくなりますよね。や、どうなんだろうなぁ。
ガッカリはしていません。これはこれで、美しい終わりだと思いますから。 -
咀嚼しきれないながらも、読み終えた今の感覚をなにか残しておかないと気が済まない。そんな作品だった。
とくに最終話は、様々に解釈可能なものではあるんだけど、私にとっては、勝手にこういうことだと確信を持ってしまうものだった。
以下はそんな一読者が勝手に感じた確信と思ってください。
主人公春日の視点から見た仲村は、ずっと、普通の人とは違う、得体の知れない怪物のようだった。
だからこそそこに何かこの世の真理のようなものすら投影して、自分が思っても言葉に出来なかった(あるいは自分がもやもやと感じているような気がしながらもうまく言語化すら出来なかった)ことを代弁してくれるように感じた。
だから、それは春日の目にひどく魅力的に映りながらも、理解を超えたものであった。その理解しがたさ、手の届かない感覚はずっと春日を苦しめて、それと同時に、惹き付けた。それはやはり、彼にとっての物語では最後までそうだったろうと思う。
もちろんそれは春日の視点を借りたわたしたち読者にとっても同じことだった。
最終話は、幻想でも56話のような夢でもなくて、そんな仲村の「あのときの」視点なのだと思った。
だから、あんなにも理解を超えたものだった、春日を含めて誰に対しても心を開いていないように見えた仲村も、他のすべてが同じ空っぽで蠢くものの中にあって、「あのとき」から春日だけは血の通った人間として、眩しく生々しく感じることが出来ていたんだと思った。
それは最後の最後で仲村と春日の出会いに意味を与える、読者にさしだされた救いの手のようだった。 -
ちゃんと終わった
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Q
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震えた。わくものがありますね。
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最終巻。仲村と再会を果たした春日。
一部と二部はまるで別の作品のようだ……