惡の華(11)<完> (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063951165

感想・レビュー・書評

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  • 別マガを追いながら、あーかわいいカノジョができたらどうせそんなもんだよなー、とか、あー押見センセーもアーティスティックになったもんだなー、とか、あーどうせ誰でも子供ができたら丸くなるんだなー、とか、こんな終え方しか考えられなかったのかなー、とか、考えていたが、こうしてまとめて読み返してみると、これはこれでこういうものだったのだ、と。
    むしろそこまで私の鬱屈した現状を掻き乱してくれていたのだとも思い直すことができる。
    つまり思春期にいつまでもつまづき続けている私の自意識に針を刺してくれたのだ。

    「二度とくんなよ、ふつうにんげん」

    ここ数年はこの漫画に心を奪われ続けていたので、ともかくも感謝。

  • 最終話が、そのまま春日くんを残した理由なのかな。

  • 完結。
    悲劇的に見えるが案外こんなもんだよな。

  • 思春期を経て大人になっていくんだね。多かれ少なかれ、なんとなく思い当たるものがあるよね。

  • 春日がふつうのにんげんとして最終話を迎えてしまいあっけに取られた。しかし、最終話で仲村さんをふつうのにんげんにしたのは春日だったというオチで、1話からのドロドロぐちゃぐちゃした物語が完全に昇華された。

  • 正直はじめは物足りなさを感じてしまったけど、納得の終わり方でした。
    「ふつうにんげん」になっていくんだけど、過去の青臭さはいつまでも個人の中で反復し続けるのだなと思いました。戻りたい、戻りたくない、やり直したいとかどれも叶わないけど一生付き合っていくのかでしょうか。そうだと嫌な気もするけどやっぱり素敵だと思います。

  • 思春期から大人までって、大なり小なりこんなもんだよな

  • ザ・閉塞感!ザ・思春期!
    ちゃんと描き切ってくれてよかった。

  • 押見さんの作品を読んでいると主人公の自意識の強さに胸がドキリとすることがあります。まるで昔の自分を見ているようです。
    本を読んでいる自分がかっこいい、周りはみんな馬鹿だ。こんなことを思っていた時期が僕にもありました。それが本当にくだらないことで、空っぽの人間が強がっているだけなんだと、押見さんはきっと当時の僕と同じ気持ちを持っていたんだろうな。これからも応援しています

  • この物語はボク自身だ。
    ボク自身の救いの物語なのかもしれない。
    あとがきにもありましたが、
    この作品が世の中に出てくれて
    読むことができてすごくうれしいです。
    何回でも読みたくなるので、絶対に売りません。

    押見修造さんに感謝申し上げたい。
    この作品を書いてくれて本当にありがとう。

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著者プロフィール

★漫画家。2002年、講談社ちばてつや賞ヤング部門の優秀新人賞を受賞。翌年、別冊ヤングマガジン掲載の『スーパーフライ』にてデビュー。同年より同誌に『アバンギャルド夢子』を連載した後、ヤンマガ本誌にて『デビルエクスタシー』などを連載。2008年より漫画アクションに連載した『漂流ネットカフェ』は、テレビドラマ化された。翌2009年より別冊少年マガジンにて『惡の華』を開始し、大好評連載中。

「2011年 『NEMESIS No.5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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