総天然色AKIRA〈1〉 KCピース

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 89
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063645002

感想・レビュー・書評

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  • とにかく酷い本です。

    「AKIRA」という作品自体はとても素晴らしいのですが、
    この本は「AKIRA」の海外版コミックスを逆輸入してきて、色を付けています。

    その為、
    ・海外は本の開きが日本と逆な為、左右反転するので、漫画内の背景に描かれた落書きの文字が左右逆になる関係ですべて消されている。
    ・大友克洋先生が付けたオリジナルの台詞を使わず、翻訳された台詞を再翻訳した台詞を使っている。

    といった改悪が施されています。
    AKIRAのオリジナルコミックスを持っているなら、
    怖いもの見たさに読んでも良いとは思いますが、
    この本からAKIRAに入るのはやめてください。

  • 18歳のときインドで出会ったオランダ人が、『AKIRA』がいかに創造性に溢れた素晴らしい作品であるかを熱く語ってくれたのですが、その後数年経ち、僕もその原作を読み圧倒されたものです。「漫画界の第二の衝撃」(第一はもちろん手塚治虫)と言われたのも当然の迫力と構成…。

    一大叙事詩とも言っても余りある内容はもちろんのこと、本の装丁やセリフの表現方法まで、今の漫画界に脈々と多大な影響を与えているような気がします。劇場版映画も、20年前の作品とは思えない映像美にただただ圧倒されまくりです。

  • アメコミ仕様になって左右逆になっても、いっさいおかしな絵はないというところが、大友克洋のスゴいところです。

    ただ、日本語は、もとの方がよかったと思います。なんで、翻訳の日本語にしたんだろう。

    というか、また、左右逆にして、カラーだけついた状態で出版してほしんかったなぁと思います。

    はっ、もしかして、すぐにそういう形の「完全版」とかが出ますか?

    これを読んでいたときって、高校生ですよ。高校生。
    でも、全然、古くなったような感じがしないですねぇ。
    もしかすると、このあたりから、あんまり文化的にも、自分的にも、成長というか、変化していないのかも。

  • 買わなきゃよかった。しかも高いよ。

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著者プロフィール

漫画家・映画監督。宮城県出身。
1973年「漫画アクション」にてデビュー。代表作に『童夢』『AKIRA』など。
1988年、自ら制作したアニメーション映画『AKIRA』は日本国外でも高い評価を受け、海外における日本アニメムーブメント(ジャパニメーション)のさきがけとなった。
2013年、日本政府より紫綬褒章。2014年、フランス政府より芸術文化勲章オフィシェ。
2015年、第42回アングレーム国際漫画祭・最優秀賞(フランス)。

「2023年 『銃声』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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