季節のごちそうハチごはん

著者 :
  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 128
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593563371

作品紹介・あらすじ

岐阜県の郷土料理のひとつに、「ヘボの甘露煮」というものがあります。「ヘボ」とはこの地方の呼び名で、クロスズメバチという種類のハチです。ハチを食べると聞くとおどろくかもしれませんが、むかしから、日本各地や世界中で、虫は食べられてきました。日本の一部の地域では、今も、季節のごちそうとして虫を食べているのです。いったい、どんなふうに虫を食べているのでしょうか。

感想・レビュー・書評

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  • 蜂のヘボを餌のイカでおびき寄せるが、餌にはぶら下がっている印がついていて、土の中の巣まで案内してもらう。巣を取って来て砂糖水や肉をやって10倍ぐらいになるまで育てる。そして幼虫を食べるのだ。岐阜、愛知、長野の山間部に伝わっている。ヘボはスズメバチの仲間。

  • 私にとって馴染み深い話題の本。2019年度の読書感想文課題図書でした。この本を読んで、子どもたちがどんな感想を持ったのか知りたいなあ。

  • 中学年向け課題図書。ハチのごはん、ではなくハチをごはんにする地域を取材し、まとめた本。
    ハチを食べる…そういった習慣がないのでゲテモノ食いって感じちゃうけど、その地域の生活・暮らしに沿ったものなんだよなあ。おいしそうに食べている子どもたちの顔が眩しいです。昆虫食の文化は海外からも注目されているそう。だんだん廃れている文化ということで守る取り組みも行われているとか。こういう文化は大事にしたいですね。

  • ハチ追いについて、詳しく書いてあり、子ども向けの本だが、とても良い。

  • ヘボをつかまえるところはすごくきれい。でもハチはちょっとこわくて食べられないと思った。(小2)

  • 課題図書中学年。伝統食だ、と思っても、昆虫食が苦手な私は読み進めるのすらキツイ(笑)大人げないことに。 感想文…書くの大変じゃないか?? いや、こういう食文化の伝達が大切なんだ!

  • 2019課題図書

  • イラスト/いずもり・よう
    ブックデザイン/椎名麻美

  • [学校]

    2019年度の読書感想文コンクールの中学年用課題図書。

    実は読書感想文の本は割と早く発表される。今年も一度本をチェックした覚えはあるんだけれど、、、早すぎてまだ発表されていなかったんだっけ?バタバタしていたらあっという間にこんな時期になって出遅れてしまい、図書館で借りるのは無理そうになってしまった(でも不思議!近隣三区&その周辺のがなかったという意味で、新宿区とか世田谷区とかは、まだ多少借りられる空きがあった!覚えておこう)ので、今年は学校の図書室の本を読むことに。

    この本の分類は3分類。棚で見かけた際にその題名からハチ→46分類、ごはん→59分類ではないの?いや確かにラベルはあってる、では養蜂家→36分類?と違和感と共に考えたことを覚えたので、その後ネットで課題図書を調べた時にすぐに思い出して、学校の図書室に課題図書が入荷されていることに気づいた。

    読んでみると、養蜂家の話でもなく、ハチの子ごはんの話。これは、、、、興味深いけど、これまた読書感想文としては書きづらいかもなぁ。ハチの子を探すために巣を探す過程、巣を探して即座に"収穫"するのではなく、"育てる"過程、そしていざ!ハチの子を取り出して食べる過程。エビの佃煮など、考えてみれば"虫(生き物)を材料とした食べ物"は身近なんだけれども、イナゴを始め、虫を食べる習慣を身近に持たなかった私としては、どの過程も興味湧くけれども、やはり"食べる"過程には、それ以上に多少の抵抗を感じる話でもある。ただ、ざっと読んで最初に興味を持ったのは、最後にあった、「40都道府県で食べる習慣がある」というくだり。ここまで数におこすんなら、「食べる習慣のない都道府県名」をリスト化してほしかったな、それにこそある種興味があるわ!

  • 2019年課題図書(中学年)その3。

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著者プロフィール

横塚眞己人(よこつか・まこと)
写真家。1957年横浜市生まれ。雑誌編集者を経て、現在はフリーランスの写真家として多方面で活躍中。日本写真家協会会員。ボルネオ保全トラストジャパン会員。著書に、日本絵本賞を受賞した『ゆらゆらチンアナゴ』(ほるぷ出版、江口絵理・文)、『ゾウの森とポテトチップス』(そうえん社)、『どこにいるの イリオモテヤマネコ』(小学館クリエイティブ)、『マングローブの木の下で』(小学館)、『季節のごちそう ハチごはん』(ほるぷ出版)など。

「2022年 『屋根のうえのバトンリレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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